厚木珈琲時間

5 Cafe 4分休符

妻が「気になっているお店があるんだけど、ついてきてくれる?」と俺の手をひいた。

厚木の、少し郊外。緑に囲まれた場所にそれはあった。都会では滅多に見られない自然に囲まれた大きなログハウスだ。中に入ると、ログハウスの木の匂いと、コーヒーの匂いが身体を包み込んだ。店内は落ち着く薄暗さで、レトロなインテリアから漏れるその優しい光に心を奪われる。

「素敵なところだね」俺が妻にそう呟くと、妻も同じことを思っていたようで、強く頷いてから、口を開く。「ずっと、ずーっと気になっていたの。まるで童話に出てくるような大きなログハウスでしょ。それに演奏会とか、ワークショップもしてるらしくて」瞳を輝かせながらそう言った妻をみて、つい笑みがこぼれる。どうやら、参加したくてたまらないようだ。「じゃあ、君も参加しなくてはいけないね」そう言って珈琲を一口のみ、息をつく。

カフェとあるが、ここは喫茶店も同様だ。『Cafe 4分休符』は、休符のように、ほっとひと息をつける場所のように思う。「最近仕事で行き詰まってるように見えたから。貴方はもっと休んでね」妻は、そういうと照れくさそうに珈琲を口にした。「連れてきてくれてありがとう」思わずそう呟くと、彼女は嬉しそうに微笑んだ。

俺は素敵な喫茶店で妻と幸せなひと時を過ごすことができた。気になるところには行ってみるべきだと、妻の笑顔をみて、ふとそう思う。だってこんなに素敵な珈琲時間を堪能できるのだから。

 

Cafe 4分休符

厚木市飯山354  ☎︎046-280-4926 

[営]9:00〜20:00(LO 19:30)

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