リンクボールの産地訪問

リンクボールの産地訪問⑥ おじゃまします『武井いちご園』

武井いちご園(神奈川県海老名市)

生産量よりも品質を重視した
自慢のいちごを食べて欲しい


クリスマスケーキにも欠かせない「いちご」。

吹く風が冷たさを増し、そろそろあの甘酸っぱい果物が市場に出回る季節がやってきます。
そう、クリスマスケーキにも欠かせない「いちご」。
お隣のまち海老名市はいちごの生産が盛んで、県内一の共販出荷量を誇ります。
今回は、かながわブランドにも認定されている「海老名いちご」を代々作り続けている
武井いちご園さんに“おじゃま”してきました。

 

代々受け継いだ栽培技術にICTを組合せて品質向上に成功。
国際コンテストで“二ツ星”評価を受けた「海老名いちご」

 

今から80年以上も前から続いている海老名のいちご栽培。特に市内南部には多くのいちご農家が集まっており、ハウスや直売所の並ぶ8号線は「ストロベリーロード」とも呼ばれています。
今回おじゃました武井いちご園も昭和初期からいちご栽培をはじめたという、海老名で代々続く農園。
現在3代目の武井哲也さんは「本当に美味しいいちごを作りたい」という思いを幼少の時から持ち続けていたといういちご一筋のスペシャリスト。
この武井さんが作る「とちおとめ」は、甘いだけでなく、素材が持つ渋味や酸味をしっかり残した「深い」味がすると各方面から絶賛されています。

 

先代から受け継いだ栽培技術を元に、4年ほど前からICT(環境制御技術)も導入。
一番いい状態で光合成させるため、空気中の環境を最大限発揮できる状態を機械がやってくれるようになり、劇的に味が変わったのだそう。
「例えば日射量が上がるとハウス内は二酸化炭素不足になりますが、それをセンサーが感知して二酸化炭素を噴射してくれます。それまでは、この時間にこれくらい噴射すればいいだろうという“感覚”でやっていましたが、それだと植物たちは体を守ろうと塞いでしまう」。
それがICT導入以後、ストレスが全くなくバランスの良い木ができるようになり、品質がぐんぐん向上したといいます。

 

これまで農林水産大臣賞を3回受賞、今年4月にはベルギーの国際味覚審査機構(iTQi)のコンテストに出品し、審査員から二ツ星として「優秀味覚賞」という栄誉を受けた武井さんの「海老名いちご」。
このコンテストは食品の優劣を競うものでなく、長所に焦点を当てて香りや食感、味覚などの基準で評価するもの。
武井さんは「今年はベルギーまでの輸送時に味の品質が落ちてしまったことが反省点。次こそは三ツ星に挑戦したいですね」と意欲をみせます。

 

海老名いちごが最も美味しい季節は1〜2月。まさにこれからが「旬」です。

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